日本時間の7月31日に行われた男子バレーボール、日本対アルゼンチン戦でまたも誤審ではないかと会場が荒れる場面がありました。
今回は、この誤審疑惑についてみていきたいと思います。
日本とアルゼンチン
まず、軽く日本とアルゼンチンのチーム力について見てみましょう。
日本
世界ランク2位。フランス人のフィリップ・ブラン監督(64)率いるバレーボール男子日本代表は、2021年にブランさんが監督に就任したところから急成長を見せました。
年に一度の世界規模の大会である「バレーボールネーションズリーグ2024」では、準優勝しており、パリオリンピックでのメダル獲得が期待されています。
選手一人一人の能力が高く、特に海外のイタリアプロリーグで高いレベルの中戦ってきたエース『石川祐希』やセッターの『関田誠大』、オポジットの『西田有志』など世界レベルで戦ってきた選手が多くいます。
この選手の豊富な経験により、戦略家なブラン監督の戦術を形にできることこそが今の日本代表の強さなのではないでしょうか。
それと、、、イケメン選手が多い!これも一つのチーム力ですよね。
アルゼンチン
世界ランク8位。東京オリンピックで銅メダルを獲得している。そしてさらに、メダルを獲得した東京オリンピックメンバーが半数以上残っている。
チーム戦なので、メンバーが変わると相性や癖、様々なタイミングなど多くの要因が崩れかねない。そんな中で、メンバーの入れ替わりが少ないというのは大きなアドバンテージになるでしょう。
そして、ディフェンス力の高さには定評があり、堅いディフェンスをいかに崩せるかがアルゼンチンに勝利するためのカギになるのではないでしょうか。
疑惑の誤審判定、日本ファンからの指摘も
まずはこちらのSNSに上がっているチャレンジ映像をご覧ください。
#วอลเลย์บอลชาย pic.twitter.com/5gRfCwiLUu
— aeri (@silviaporch) July 31, 2024
みなさんはどう思いますか。
私はリアルタイムで見ていて、この映像が流れたときは「あー、タッチか。」と思いました。その後、正式な判定がでて驚きました。
「触ってたよね…」と。
もちろん日本に勝って欲しいという気持ちで観戦していましたが、アルゼンチン側があれだけ抗議する気持ちはわかりました。
しかし、よく見ると、指が揺れるように動いたものの指にボールが触れるところは映っていません。そこが今回の判定になったのではないかと思います。
今回の判定は、映像の角度的にも微妙で難しい判定だったことは間違いありません。
柔道60キロ級の永山選手の際の誤審判定騒動とはまた違って、今回の判定を誤審と決めつけることは出来ないのではないかと思います。
柔道60キロ級永山選手の誤審判定騒動について知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。
チャレンジの判定に抗議し、異例のレッドカード
先ほど見ていただいた映像を巡って、アルゼンチンは審判に対してもう抗議。
特に7番のコンテ選手は、チャレンジ失敗後も審判に対して抗議を続けた。すると、審判からコンテ選手に対してイエローカードが出された。
しかし、抗議をやめないコンテ選手に対し続けて、レッドカードが出されました。これは、バレーボールでは珍しく、他のスポーツとは少し違ったレッドカードの意味についても話題になっています。
バレーボールのレッドカードは相手に1点が入り、かつサーブ権も移るシステム。なにより、選手が退場にならないという点が他のスポーツとは違うので、今回初めてルールを知った方も多いのではないでしょうか。
しかし、退場になるカードもあるようで、
レッドカードとイエローカードを別々に出された場合は失格、退場
というルールも存在するので豆知識程度に覚えていってください。
次の対戦相手はアメリカ
アメリカの世界ランクは5位。攻守ともにトップクラスで、特にサーブが得意な選手が多いチームです。
世界最高峰のセッターと世界最高峰のスパイカーが揃っているため、多彩な攻撃をしてくることは間違いないでしょう。
キャプテンでセッターのマイカ・クリステンソン選手は、世界最高峰のセッターと言われるほどの技術を持っています。2014年からアメリカ代表として世界を舞台に戦ってきた彼の経験値と技術はやはり脅威となると思います。
まとめ
今回は、アルゼンチン戦の誤審疑惑についてみてきましたが、結論、「誤審とは言い切れない。」と思います。
映像の角度が微妙に良くなかったため、審判も難しい判定を迫られていたと思います。しかし、一つ言えることは「明らかな誤審ではない」ということです。
また今回は、誤審疑惑以外にもバレーボール独自の変わったルールにも注目が集まっていることがわかりました。
まだまだ試合が続きますので、誤審がなく、熱い戦いが見れることを期待しましょう。
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