2024年の夏の甲子園で見事優勝を果たした、私立・京都国際高校。
優勝したことでSNSでは、多くの祝福コメントが寄せられる中、誹謗中傷するコメントもあり話題になっています。
ではなぜ、韓国語の校歌が批判の的となっているのか。
その真相を探っていきたいと思います。
京都国際高校とは
元は、在日韓国人向けの民族学校
在日韓国・朝鮮人が韓国語教育を中心に、韓国文化を学ぶ場として「京都朝鮮中学」を設立したのが始まりです。
その後、韓国から正式に教育学校として認可を受けるに至りました。
そして、2004年に一条校(日本の教育機関として認可を受けた学校)として現在の「京都国際高校」が設立され、ここから日本人生徒の受け入れを始めました。
つまり、国際学校という位置付けになっています。
学校の特徴
・約8割が日本国籍
・高校の生徒約140人、男子生徒61人(約9割にあたる生徒)が野球部に所属
・日本と韓国の両国の高校卒業資格を取得できる
・「日本語」「韓国語」「英語」のトリリンガル教育を目標に掲げており、国際的に活躍をするために語学教育に力を入れている
朝鮮学校を起点としてはいるものの、外国人の割合はそれほど多くない印象です。
それよりも、約9割もの生徒が野球部に所属しているという点の方が驚きました。
国際学校ではあるものの、日本の野球強豪校としての特色が強いように感じます。
なぜ、校歌は韓国語?
実際に校歌を聞いてみる
こちらが話題の韓国語校歌です。
校歌が韓国語の理由について
結論から言うと、
創立当初に作られた校歌が今も使われているためです。
過去に、学校側に校歌についての意見の電話があった際には、生徒のためにも校歌を変更する可能性があるとの話もあったようです。
ですが、現状韓国語の校歌が今も使われ続けているのはご存知の通りです。
韓国語の校歌の何が悪いの?
日本では、現在K-POPブームで多くのK-POPアイドルやファッションなど韓国文化が当たり前のように身近にあります。
ではなぜ、韓国語の校歌が批判されるのか。
その答えは、
歌詞の「トンヘ」というワード。日本語訳すると「東の海」「東海」です。
これは、韓国の東にある海。
つまり、日本海のことを指します。
韓国は、日本海の呼称を世界的に「東海」と認知させたいという思いがあり、実はこれが問題となっているのです。
そのため、テレビの日本語訳についても学校側から提出された政治問題に配慮した歌詞を放送する対策をとりましたが、対策虚しく批判の的となってしまいました。
在校生は校歌についてどう思っているの?
生徒のインタビューでのコメントです。
まとめ
今回は、京都国際とはどんな学校なのか・話題の校歌について見てきました。
政治的な問題はあるにしろ、生徒たちが目標に向かって努力して勝ち取った優勝という結果は、間違いなく賞賛されるべき事実だと思います。
これからも学生たちの努力の成果を応援していきましょう。
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